藍染めとはなにぞや
其の四

『藍建てについて③』

 さて、ここからが『藍建て』の本番です。
 順調に進めば、開始から染色出来るようになるまで、約10日間程の日程です。

 

『1:仕込み』
 藍甕に適度にほぐした蒅と3番以降の灰汁と熱湯を入れて攪拌します。この時点で甕の半分程の水分量となっています。

 

『2:具入れ』
 仕込みの翌日に石灰と日本酒と誘い藍を入れます。この最初の石灰投入を『元石(もといし)』といいます。
 ここから毎日、1日4回攪拌(かくはん)作業をします。

 

 藍建てから染色期間終了まで、一貫してこの攪拌という作業は極めて重要で必要不可欠なのものとなります。

 

『3:中石(なかいし)』
 2回目の石灰を入れる作業です。

 具入れの後、いつ頃とは決まっておらず、攪拌することで活性化した還元菌の働きで、どんどん藍液の表面に変化が見られるようになり、布を浸すと染色されるのが確認される頃に投入します。

 

『4:灰汁上げ(あくあげ)』
 常温の1.2番灰汁と加温した3番以降の灰汁を使い、甕の縁ギリギリまで液の嵩(かさ)を上げる作業です。
『嵩上げ(かさあげ)』とも呼ばれます。

 この作業はとても重要で、中石以降、攪拌しながら攪拌時の重みや液の表面や匂い等、全ての様子を見ながら、最良時を見計らって行います。ここでこの作業を早まると、その藍が備えている本来の色を染色することが難しくなります。

 

『5:止石(とめいし)』
 最後の石灰投入で、灰汁上げから10時間程あけて行います。ここから1日1回の攪拌でよくなります。

 その後、3時間程後に麬(ふすま)をお粥のように炊いたものを入れて藍建ての完了となります。

 この2日後くらいから染色可能となります。

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